現場で活躍するレクリエーション介護士たちは、「完成度の高さを求めすぎないこと」が最大のコツだと口を揃える。きれいに折ることや正確に貼ることよりも、作業のプロセス自体を楽しめているかが何より重要だからだ。
高齢者福祉の現場においては、片麻痺がある方や手の震えがある方への配慮が不可欠となる。あらかじめ台紙のパーツを大きめに切り出しておいたり、裏面に両面テープを貼って「置くだけ」で固定できるように準備しておく工夫が効果的だ。誰もが取り残されない仕組み作りが、自己肯定感を育む。
また、完成した壁画を掲示する際の声かけも欠かせない。「○○さんが作ってくださった日の出のおかげで、フロア全体がパッと明るくなりました」と具体的に感謝を伝えることで、施設内での役割意識が芽生え、生活への前向きな意欲へと繋がっていく。