多くのメリットがある一方で、ネット上で「完全無欠の安全アイテム」として過剰に紹介されている情報には注意が必要です。現場の実態から見えてきた3つの注意点を解説します。
第1の盲点は「オーナメントのサイズ基準」です。フェルト製であっても、子どもの口に入るサイズ(誤飲チェッカー基準:直径39mm以下)で作ってしまうと窒息の危険が残ります。特に小さな星のパーツやビーズ、綿を詰めた立体マスコットは、赤ちゃんの口に入らない大きさに設計しなければなりません。
第2の盲点は「毛羽立ちと粘着力の低下」です。何度もマジックテープを付けたり剥がしたりを繰り返すと、安価なフェルトは表面の繊維が引きちぎられ、ワンシーズンで毛玉だらけになって粘着力が落ちてしまいます。2シーズン以上長く使いたい場合は、毛羽立ちにくい高密度フェルトを選ぶか、オーナメント側をボタン留めやスナップボタン仕様にする工夫が有効です。
第3に、ペットを飼っている家庭では「抜け毛の吸着」が課題となります。静電気を帯びやすいフェルト生地は猫や犬の毛が絡まりやすいため、設置場所の高さや定期的な粘着ローラーでのメンテナンスが必要です。