静岡県内の気象悪化は、一県の出来事にとどまらない。日本全体の物流と旅客輸送を麻痺させる危険を孕んでいる。掛川から富士にかけての沿岸部は、風雨の直撃を受けやすい構造的弱点を抱えているからだ。
特に雨量計の数値が基準値を超えることで発令される東海道新幹線の運転見合わせは、年間を通して増加傾向にある。運行会社側もAIを用いた高精度な雨雲予測システムを導入するなど対策を急ぐが、わずか数キロ四方で集中豪雨が発生する「ピンポイント型の荒天」には苦慮している。出張や旅行で静岡を通過する際も、最新の気象アラートから目を離せない状況だ。