進学校としての顔も持つ市立福山では、学業と部活動の両立が絶対条件だ。グラウンドで使える時間は平日わずか90分から2時間程度に制限されている。この制約を打開するために生み出されたのが、無駄を徹底的に削ぎ落とした「超高密度練習」である。
練習開始前の準備や移動スピード、次のメニューへの切り替え速度は驚くほど速い。ボールを拾う動作一つをとっても、すべてが次のアクションへと滑らかにつながっている。限られた時間の中でどれだけ質の高い打球を打ち、どれだけ実践に近いノックを受けられるか。集中力を極限まで高めた短時間練習は、集中力の維持と怪我防止という副産物ももたらしている。