社会を震撼させた佐世保銃乱射事件の犯人は、地元・佐世保市に住む無職の馬込忠司(当時37歳)でした。
馬込の生い立ちを振り返ると、父親は地元企業勤務、母親は敬虔なカトリック信徒という厳格かつ教育熱心な家庭環境で育ちました。地元の進学校を卒業後、将来を有望視されて防衛大学校に進学します。しかし、厳しい規律や人間関係に適応できず、わずか数か月で中退を余儀なくされました。
その後、職を転々としながら警備員やアルバイトなどに就くものの、職場でのトラブルが絶えず長続きしませんでした。徐々に近隣住民との接触を断ち、自宅に引きこもる生活へと傾倒していきます。周囲に対して攻撃的な言動や奇行が目立つようになり、家族や地域社会から孤立を深めていく中で、彼が異常な執着を示したのが合法的な銃の所持でした。