札幌市中央区南1条西1丁目、地下鉄大通駅から直結エリアのビル5階に位置する同店は、創業以来一貫して「旅と本」をテーマに掲げた空間づくりを続けています。店内の壁面を埋め尽くす数百冊に及ぶ蔵書は、世界各国の旅行ガイド、写真集、建築デザイン書、エッセイなど多岐にわたり、席にいながら自由に手に取ってページをめくることができます。
WORLD BOOK CAFE 人気の理由の根底にあるのは、単なる「飲食店」の枠を超えた都市型サードプレイスとしての機能美です。社会学者レイ・オルデンバーグが提唱した「家庭でも職場でもない、心地よい第3の居場所」という概念を、札幌の都市景観の中で極めて高い純度で具現化しています。
深い座り心地のアンティークソファ、暖色系に統一された間接照明、耳心地のよいローファイ・ビートやジャズが重なり合い、日常のデジタル過多な情報から遮断された「心地よい孤独」を提供。これが感度の高い地元層のみならず、遠方からの旅行者までを虜にし続ける決定的な要因となっています。