パンダエクスプレスと日本の関わりは、実は一度きりではありません。古くは2000年代初頭にも日本国内に進出した歴史がありますが、当時はアメリカンチャイニーズという食文化の浸透が浅く、一度は完全撤退を余儀なくされました。
転機となったのは2016年です。力の源ホールディングスが米国Panda Restaurant Group, Inc.と合弁会社「I&P EXPORTS JAPAN」を設立し、2016年11月に「ラゾーナ川崎プラザ」へ華々しい日本再上陸を果たしました。オープン当初は連日数百人の大行列を作り、大きな話題をさらったことは記憶に新しいところです。
力の源HDが描いたシナリオは、単なるファストフードの輸入ではなく、「高品質で日常使いできるアメリカンチャイニーズの定着」でした。日本人の味覚に合わせすぎず、本場カリフォルニアの豪快な味付けとプレゼンテーションを維持したことが、海外カルチャー好きや訪日外国人を含めた熱心なリピーターを生む原動力となりました。