「もしかして、自分も食べ過ぎているのでは?」と不安になる人も多いはずだ。厚生労働省が公表した「日本人の食事摂取基準(2026年版)」によると、成人の1日あたりのヨウ素推奨量は130μg(マイクログラム)であるのに対し、耐容上限量は3,000μg(3.0mg)と設定されている。
では、具体的にどれくらいの量で上限を超えてしまうのか。乾燥わかめの場合、水戻し後の重量で約40g〜50g(水戻し前の乾燥状態で約4g〜5g)を毎日欠かさず摂取し続けると、耐容上限量に近づく。昆布ほど突出して高濃度ではないものの、毎食のようにスープやサラダ、小鉢でわかめを重ねて食べたり、海藻サプリメントを併用したりすることで、意図せず過剰摂取に陥るケースは少なくない。
主な症状としては、全身の倦怠感、寒がりになる、便秘、むくみ、抑うつ気分などが挙げられる。「年齢のせい」や「疲れのせい」と見過ごされがちだが、背景には過剰なヨウ素による甲状腺機能の低下が隠れている可能性があるのだ。