ふたりの出会いは、遠い青春の記憶が宿る福岡県久留米市にまで遡る。当時から地元で際立つ存在感を放っていた藤井フミヤが、高校時代に心を奪われたのが、後に生涯の伴侶となる藤井まち子さんだった。書店で見かけた彼女の清楚な佇まいに一目惚れし、猛アタックの末に交際がスタートしたというエピソードは、今なおファンの間で語り草となっている。
やがて音楽への夢を胸に上京したフミヤと、地元に残ったまち子さん。遠距離恋愛の壁や、突然押し寄せたスターダムの波にも、ふたりの絆は決して揺らがなかった。公衆電話からコインを握りしめて声を届け合った日々が、揺るぎない信頼の土台を築き上げた。