メガホンを取るのは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』で世界的な成功を収めたディスティン・ダニエル・クレットン監督だ。アクションと深い人間ドラマを高次元で融合させる手腕は、ハリウッドでも屈指と評価されている。何より大きいのは、原作者である岸本斉史との強固な信頼関係だ。
岸本氏は以前から「彼の作る映画を見て、彼こそがNARUTOを任せられる唯一の監督だと確信した」と熱く語っていた。クレットン監督は東京の集英社本社を何度も訪れ、キャラクターの精神性や背景にある和風世界観の細部について、岸本氏と密に打ち合わせを重ねた。ハリウッド流のアレンジに偏ることなく、原作が持つ独特の情緒や「忍びの美学」をどこまで尊重できるか。その答えが、今回の監督起用には込められている。