オリンピックシンボルの由来をたどると、公式に世界へ披露されたのは1914年にパリのソルボンヌ大学で開催されたIOC設立20周年記念コングレスでした。この場で、五輪マークを白地に配置した「オリンピック旗」が正式に承認されています。
当初は1916年のベルリン大会で初掲揚される予定でしたが、第一次世界大戦の勃発により大会自体が中止を余儀なくされました。戦火を乗り越え、オリンピック旗の歴史において初めてスタジアムに掲げられたのは、平和が戻った1920年のアントワープ大会(ベルギー)のことです。
戦争によって引き裂かれた世界を再び結びつける象徴として、純白の布地に浮かび上がる5色の輪は、当時の人々に深い感銘を与えました。