「丸型クッキングシートを求めて売り場を歩き回ったものの、結局見つからずに諦めた」という声がネット上でも散見されます。調査員が主要チェーンの店頭レイアウトを追跡調査したところ、陳列場所がチェーンや店舗の規模によって明確に分かれている実態が浮き彫りになりました。
まずダイソーでは、キッチン消耗品コーナーのアルミホイルやラップの隣に「フライパン用焼きシート(丸型)」が並ぶ一方、製菓材料・ラッピングコーナーに「ケーキ底敷き用丸型シート」が配置されるという「売り場の分断」が起きています。大型店舗では蒸し料理用の「穴あき丸型クッキングシート」が和食器・せいろコーナーの脇に独立して吊り下げられているケースもあり、目的の用途によって探すべき通路が異なります。
一方、デザイン性と使い勝手の良さで支持を集めるセリアでは、製菓コーナーが最も充実しています。4号(約12cm)から6号(約18cm)までのデコレーションケーキ型用が定番として常備されているほか、モノトーン基調のスタイリッシュなパッケージでフライパン用丸型シートがキッチン消耗品棚に展開されています。小規模店舗でも製菓コーナーの棚卸し頻度が高く、在庫切れを起こしにくい点が特徴です。
また、ニトリをはじめとするインテリア・生活雑貨量販店では、ロール紙タイプではなく「繰り返し使えるオーブンシート(丸型カットタイプ)」や「シリコーン製フライパンシート」が調理器具コーナーのフライパンラック周辺に集約されています。100均が「薄手の使い捨て紙製シート」を安価に大量供給しているのに対し、ニトリなどは「洗って何度も使える高耐久仕様」に舵を切っており、消費者のニーズに応じた棲み分けが進んでいます。