櫻井裕子氏は、オンライン相談やSNSを積極的に活用している。対面での講演活動だけでは届かない層、特に地方在住の若者や、直接相談しにくい悩みを抱える人々にとって、デジタルツールは重要な接点となる。
SNSでは、性教育に関する短い情報や、よくある質問への回答を定期的に発信している。フォーマルな講演では聞きにくい質問も、匿名のオンライン環境では尋ねやすい。こうしたプラットフォームの特性を理解し、活用している。
オンライン相談では、個別の状況に応じたアドバイスが可能だ。一般論ではなく、その人固有の背景や悩みに寄り添った支援。これは助産師としての豊富な経験があるからこそ提供できるサービスだ。
情報の氾濫と正確性の問題
インターネット上には性に関する情報が溢れている。しかし、その中には科学的根拠のない誤情報や、商業的動機による偏った情報も多い。若者は膨大な情報の中で、何が正しいのか判断に迷っている。
櫻井氏の役割は、信頼できる情報源として機能することだ。医療専門家としての裏付けのある情報を、わかりやすい言葉で提供する。情報リテラシーの育成も、現代の性教育に不可欠な要素となっている。