不評作品の共通点を裏返せば、「面白い」と評価される作品の条件が浮かび上がる。主人公の成長がしっかり描かれていること、テーマが明確であること、アクションとドラマのバランスが取れていること。これらが揃っている作品は、子どもにも大人にも響く。
シリアスな作品は大人向けとして高く評価されることが多く、人気作はキャラクターの魅力が作品の評価に大きく影響する。一方で子ども向けの視点を忘れた作品は、玩具販売の低迷という形で市場に評価される。そのバランスを保つのが、プロデューサーに求められる最も難しい技量だ。
「つまらない理由」を知ることで、逆にその作品の魅力が見えることもある。批評的な視点で作品を見直すと、一度は飛ばした回に重要な伏線が隠れていたり、不評だった設定が実は後半の感動を支えていたりする。「つまらない」は、見方を変えれば深読みの入口でもある。