ALPS処理水の海洋放出とは別に、福島県内の日常的な水道水の安全性についても整理しておきたい。2011年の事故直後は、福島県飯舘村の簡易水道の水道水から、原子力安全委員会が定めた「飲食物摂食制限に関する指標」を超過する965ベクレル/kgの放射性ヨウ素が検出された事実があった。これは事実だ。だからこそ当時の不安は理解できる。
ただし、あれから10年以上が経過した。定期的なモニタリングと除染作業が継続して行われ、現在の福島県内の水道水は継続的な検査によって管理されている。過去の数値を現在に当てはめることは、科学的に正確ではない。