どれほど人気のあるロングセラーであっても、時代の要請に対応できなければ淘汰される。明治は近年、持続可能な社会の実現に向け、容器の環境配慮型素材への切り替えを急速に進めてきた。プラスチック使用量を極限まで削減しつつ、湿気に強いクラッカーのサクサク感を維持する容器の開発には、並々ならぬ技術的ハードルが存在したという。
2026年の現行パッケージは、環境に配慮したバイオマス素材や紙複合材を巧みに活用しながらも、あの懐かしい縦型カップのフォルムと持ちやすさを完全に維持している。企業のSDGsへの姿勢が購買行動を左右する現代において、伝統を守りつつも裏側で果敢にアップデートを重ねる姿勢が、消費者の信頼をより一層確固たるものにしている。