チームの強さを左右する決定打の一つが、支配下登録選手への年俸総額ランキングです。日本野球機構(NPB)公式発表や各種報道試算を集約すると、トップ層とボトム層の間には約2倍以上の開きが生じています。
この格差の根本的な原因は、12球団の収益構造と経営実態にあります。球場を自前(または指定管理者)で運営し、飲食・グッズ・看板広告・ネーミングライツなどの売上を100%球団ビジネスに組み込める球団(日本ハム、DeNA、ソフトバンクなど)は、極めて高い利益率を叩き出します。
対照的に、公共施設としてのスタジアムを都度リースしている球団は、売上の一部を手数料として施設側に支払わねばならず、球団単体でのキャッシュフロー創出に制約がかかります。現代のプロ野球経営は「グラウンド外のインフラ投資」が戦力補強の原資を左右する構造となっています。