大型連休中の引っ越し費用が跳ね上がる最大の要因は、単純な需給ギャップだけではない。大型連休前半の祝日集中日に予約が極端に偏る一方で、連休中盤に生じる「谷間の平日」や「最終日の午後」は、意外にも受注枠に空きが生まれる現象が確認されている。
混雑回避の決定打となるのが、連休の中日に位置する平日や、連休最終日の夕方以降を狙い撃ちするスケジュール編成だ。多くの利用者が「休み初日に移動を済ませ、後半は家で片付けたい」と考えるため、前半の土日祝日は見積もり額が天井知らずに上がっていく。あえて連休後半や連休明け直後の早朝に日程をずらすだけで、提示額が3割〜5割近く抑えられる事例も少なくない。
さらに、作業時間を指定しない「フリー便」の活用や、近隣への引っ越しであればコンテナ便・軽トラック便への変更も極めて有効な防衛策となる。需要が集中する特定の日時を外す勇気こそが、高騰する見積もりを抑え込む最大の鍵だ。