平日の午後、施設内のオープンカフェテラスは、パソコンを開く若いクリエイターや、散歩の途中に談笑するシニア世代で埋まっていた。
「子どもをキッズスペースに預けている間、自分はジムでトレーニングをして、帰りに夕食の食材を買える。移動のムダが一切ないのが助かります」と語るのは、近所に住む30代の女性だ。
一方、健康維持のために毎日通っているという70代の男性は、「ここでは世代に関係なく挨拶が交わされる。家に閉じこもりがちだった生活が、ここに来るようになって一変しました」と笑顔を見せる。世代間の分断を防ぎ、多様な人々が自然に交差する空間設計が、あらゆる層を引きつける最大の理由となっている。