メインイベントの陰で、今回の大会を大いに盛り上げたのは間違いなくZ世代を中心とした若手ファイターたちの台頭である。従来のスピード感を遥かに超える展開、MMAのあらゆる局面に対応するモダンな技術体系は、ベテラン勢にとっても脅威そのものだ。
特に目を引いたのは、弱冠21歳で今大会に抜擢された新鋭の一戦だ。プレッシャーを感じさせるどころか、リングを自身のステージであるかのように楽しむ姿は圧巻だった。得意のグラウンドコントロールで試合を優位に進め、最後はパウンドのラッシュでフィニッシュ。格闘技界の世代交代の足音が、確実に大きく響き始めている。