札幌のチョコレート文化を語る上で外すことができない名店、それが「リュミエール エ オンブル」です。フランス語で「光と影」を意味する店名の通り、カカオが持つ奥深い苦味、華やかなアロマ、果実のような酸味、そして心地よい甘みのコントラストを見事に表現したショコラが並びます。
オーナーシェフの吉本登志昭氏は、本場パリの伝説的ショコラトリー「ジャン=ポール・エヴァン」をはじめとする名店で修行を重ねた本格派。単に甘くて口溶けが良いだけのチョコレートではなく、カカオ豆の産地特性やクーベルチュールのブレンド比率、ガナッシュの乳化状態にミリ単位でこだわり抜いた職人技が、ショーケースの隅々にまで宿っています。
重厚なレンガ調の外観と、一歩足を踏み入れた瞬間に広がる芳醇なカカオの香り。閑静な円山・旭ヶ丘というロケーションも相まって、日常から切り離された贅沢な時間を提供してくれる点が、舌の肥えた大人たちを引きつけて離さない最大の要因です。