メラノーマと聞くと「日光を直接浴びる顔や腕にできるもの」と思い込みがちだが、日本人においてはその常識が通用しない場面が多い。
本邦におけるメラノーマ患者の約4割から5割は、日光の当たりにくい「足の裏」や「手足の指・爪」に発症する「肢端黒子型(したんこくしがた)メラノーマ」だ。足の裏にできる病変は、歩行による慢性的な摩擦や圧迫刺激が影響していると見られている。また、爪に突然黒い縦筋が現れ、その幅が次第に広くなったり根元の皮膚へ滲み出してきた場合は、単なる血豆ではなく即座に専門医へ相談すべきシグナルだ。