今日、こうした言葉のトレンドを発信・拡散する最大のプラットフォームとなっているのが、TikTokをはじめとする短尺動画SNSだ。数秒から数十分の尺でいかに視聴者の手を止めさせるかという勝負の中で、キャッチーな音声フレーズやリップシンク(口パク)動画が爆発的なブームを生み出している。TikTok上で流行するフレーズは、耳に残りやすく、誰もが真似しやすい音韻構成を持っているのが特徴だ。
また、ABEMAに代表される配信プラットフォームの恋愛リアリティショーも、若者の言葉遣いに強い影響を与えている。台本のないリアルな恋愛模様の中で、出演者が意中の相手を射止めるために放つリアルな口説き文句や甘えの仕草は、すぐさまSNSで切り抜かれ、分析され、拡散される。番組内で生み出されたフレーズは、視聴者にとっての「リアルな恋の攻略法」として即座に実践に移されていく。