この巨大スキャンダルの中心にいるのが、米国のヘッジファンドマネージャーであったジェフリー・エプスタインです。彼は長年にわたり、カリブ海に位置する私有地「リトル・セント・ジェームズ島(通称:エプスタイン島)」やニューヨーク、フロリダの豪邸に多数の未成年少女を集め、自ら虐待を繰り返しただけでなく、政財界の有力者たちに斡旋していた疑いで2019年7月に連邦検察に逮捕されました。
しかし、逮捕からわずか1か月後の2019年8月、エプスタインはニューヨークの拘置所内で遺体となって発見されます。司法解剖により公式には自殺と結論づけられたものの、監視カメラの不具合や巡回記録の不備など不審な点が相次ぎ、「口封じのために殺害されたのではないか」という根強い疑惑を残すことになりました。
その後、彼の元交際相手であり犯行の共同謀議者とされたギレーヌ・マクスウェルが逮捕され、2026年に禁錮20年の実刑判決を受けて服役しています。事件の首謀者が死亡した現在も、関与したとされる「顧客」たちの法的責任や真相解明を求める声は世界中で止んでいません。