日本テレビ入社後の櫻井舞さんは、報道局社会部に配属され、主に司法記者クラブや国会担当などのハードな現場を担当しました。事件や裁判の現場に昼夜を問わず駆けつけ、関係者への粘り強い取材を重ねる姿は、まさに現場たたき上げの記者そのものでした。
夕方のニュース番組『news every.』などでリポーターとして画面越しにリポートを届けることもあり、端正な顔立ちと落ち着いたアナウンス力で視聴者の注目を集める場面もありました。しかし、現場でのキャリアが円熟味を帯びてきた2010年代半ば、彼女は人生の大きな転機を迎えます。
結婚と出産を経験し、一度は育児休業を取得。その後、24時間体制で動き続ける過酷な報道の現場と子育てを両立する難しさや、家族との時間を最優先にしたいという思いから、日本テレビを円満退社する道を選びました。局内でもその仕事ぶりを惜しむ声は多かったものの、彼女の決断は温かく見送られました。