愛らしい垂れ耳がトレードマークのロップイヤー種ですが、自然界の野生種に垂れ耳のうさぎは存在しません。ロップイヤーの耳が垂れる理由は、長年の品種改良の過程で生じた頭蓋骨の変形と、耳介軟骨の発達による重量増加が定着した結果です。生後数週間から数か月をかけて徐々に軟骨が支えきれなくなり、重力に従って耳が下垂します。
立ち耳の品種に比べて耳道が塞がれているため、ロップイヤーは耳の通気性が著しく悪く、湿気や皮脂がこもりやすい構造的弱点を抱えています。高温多湿な日本の気候下では、外耳道内で細菌や真菌が異常繁殖しやすく、慢性的な耳トラブルに発展しやすい傾向があります。日頃から耳の付け根の臭いや汚れ、赤みがないかを定期的にチェックする習慣が不可欠です。