今回のツアーで最も強く印象づけられたのは、客層の多様化だ。アジア系リスナーだけでなく、現地のロックファンが巨大アリーナを隙間なく埋め尽くす。言葉の壁など最初から存在しなかったかのように、日本語と英語が入り混じる歌詞を観客全員が叫ぶ光景は圧巻の一言に尽きる。
「自分たちが目指してきたのは、国籍や言語という枠組みをすべて削ぎ落とした後に何が残るかという勝負」——そう語る言葉通り、サウンドの重厚感とスケール感は過去最高レベルに達している。派手な演出だけに頼らず、バンドの生音とボーカル一つで広大な空間を支配するスタイルは、ロック復権の象徴として現地の音楽メディアからも絶賛を集めている。