海岸の端、ゴツゴツとした岩場を歩いていくと、突如として岩盤をくり抜いたような怪しげな洞窟が現れる。地元で「判判穴(はんはんあな)」と呼ばれるこの洞窟には、かつて源義経が奥州へ落ち延びる際、身を隠したという伝説が今も語り継がれる。波の音が不気味に響き渡る暗がりを抜けると、再び眩しい光とともに開放的な日本海が目の前に跳び込んでくる独特の演出効果は、訪れる者を惹きつけてやまない。
自然が造形した荒々しい岩肌と歴史のロマンが交錯するスポットとして、最近では歴史ファンや冒険心をくすぐられたハイカーたちの立ち寄りルートとしても密かな人気を呼んでいる。