メガヒットを連発する一方で、フジテレビの映画事業に対する評判には多様な視点が存在します。映画ファンや批評家の間では「テレビドラマの延長線上ではないか」「シネマティックな映像美よりもわかりやすさが優先されている」といった辛口な意見が寄せられる場面もありました。
しかし、近年の映画界における評価は大きく変化しています。単なるドラマの続きにとどまらず、映画単体としての完成度や作家性を重視した作品づくりが加速。是枝裕和監督作品への出資や、国内外の映画賞で高い評価を受ける単館系・芸術系作品へのアプローチなど、幅広いジャンルへの投資が実を結んでいます。
エンタメ大作で圧倒的な動員数を叩き出しつつ、クオリティの高い人間ドラマで映画賞レースにも存在感を示すという二刀流の戦略は、業界内でも高く評価されています。商業性と芸術性のバランスを模索し続ける姿勢こそが、現在のフジテレビ映画の信頼を支えています。