デビュー以降、映像界の最前線を走り続ける上白石萌歌は、映画や連続ドラマの主演・ヒロイン役を次々とこなし、演技派としての評価を確固たるものにしています。単に話題作に名を連ねるだけでなく、難役の内面を深く掘り下げるアプローチは、演出家や映画監督からも絶大な信頼を寄せられています。
彼女の特筆すべき強みは、女優業と並行して展開する音楽プロジェクト「adieu」の存在です。2017年の映画『ナラタージュ』同名主題歌で鮮烈な印象を残して以降、野田洋次郎をはじめとする気鋭のクリエイター陣とのコラボレーションを重ねてきました。単なる「女優の余技」にとどまらず、フェス出演や単独ライブのチケットが即日完売するなど、本格派ボーカリストとしての地位を固めています。
音楽プロデューサーやレコーディング関係者の証言によると、「彼女の声には倍音が多く含まれ、ささやくようなピアニッシモでも聴き手の耳に直接届く稀有な浸透力がある」と評されており、芝居と音楽という2つの表現手段が相互に良い影響を与え合っていることが窺えます。