大手ECモールやSNS、フリマアプリでのリアルな購買動向を定点観測すると、ユーザーの満足度には明確な分水嶺が存在することが分かります。
Amazonなどの主要ECモールを分析すると、3,000円台半ば(3,629円前後など)で販売される低価格帯のジップアップ上下セットは、「ルームウェアとしては肌触りが良く暖かい」と好評を得る一方、外着としてのレビューでは「薄手でテカリが強く、人前で着るには気恥ずかしい」といった★3点台(平均3.8前後)の慎重な評価が目立ちます。対照的に、8,000円台後半のヘビーオンスなオーバーサイズ設計のモデルになると、「生地にしっかりとしたコシがあり、外着のストリートウェアとして通用する」と評価が跳ね上がる傾向が見受けられます。
さらにフリマアプリ「メルカリ」の直近取引データを調査すると、2000年代の「ROCAWEAR(ロカウェア)」のブラウン系ビンテージが29,800円、新世代ラッパー・yvngpatraの着用で話題を呼んだ「yxngbratz」のベロアジャージが30,800円という高値で即完売しています。また、PUMAやadidasのアーカイブモデルも約1万円から2万円台で活発に売買されており、ユースカルチャーの文脈では単なる防寒着ではなく「自己表現のためのステートメントアイテム」として熱狂的に支持されている実態が浮き彫りになりました。