息を呑むスケール感と緻密な世界観構築で世界中の批評家を唸らせたのが『デューン 砂の惑星PART2』だ。映像美と重厚な音響が融合したこのSFアクションは、単なるエンターテインメントの枠組みを超え、現代シネマのひとつの到達点を示した。砂漠の惑星アラキスを舞台に繰り広げられる叙事詩は、まさに映画館の暗闇で全身で浴びるべき体験といえる。
この傑作を世に送り出したワーナー・ブラザースは、作家性を最大限に尊重しながらも、グローバルな商業的成功を両立させる巧みなプロデュースワークを見せつけた。ハリウッドの名門スタジオとしての矜持が、妥協のないビジュアル表現の随所に宿っている。