一口に特殊パーマといっても、日常に取り入れやすいカジュアルなデザインから、本格的なブラックヘアカルチャーに根ざしたスタイルまで多岐にわたります。現在支持を集めている主要なバリエーションを整理します。
1. ツイストパーマ
毛束を細かくねじりながらピンやロッドで固定する技法です。毛先がランダムに散り、無骨で尖ったストリート感やドライな質感を生み出します。ねじる強さによって、ナチュラルな毛束感から針のように尖った質感まで自在にコントロールできます。
2. スパイラルパーマ / ツイストスパイラルパーマ
筒状のロッドに毛束を螺旋(スパイラル)状に巻き付ける技法がスパイラルパーマです。立体的で落ち感のある均一な縦落ちカールが作れます。これに「ねじり」を加えたツイストスパイラルパーマは、シャープな束感と立体的な波打ちが共存し、メンズヘアを中心に爆発的な支持を獲得しています。
3. 針金パーマ(スプリングドレッド)
極細の針金やスプリングに細かく髪を巻き付けるハードパーマの代表格です。針金を外すと極小のコイル状スプリングが無数に形成され、そのまま束感を残せば「スプリングドレッド」、細かく解きほぐせば密度の高い「アフロヘア」のベースとなります。
4. アフロパーマ / パイプドレッド
針金や極小ロッドを用いて根元から強い縮れ毛を作り、アフロコームで均一に広げることで完成する球体シルエットがアフロパーマです。また、ストロー状のパイプに巻き付けて束感を強調したパイプドレッドなど、存在感のあるシルエットを構築する技法が揃っています。
5. ドレッドヘア(ソフトドレッド・本ドレッド)
パーマによって縮れさせた髪に逆毛を立て、専用のかぎ針(クロシェ編み針)などで毛束を強固に結束させていく究極の特殊スタイルです。一度編み込むと数ヶ月から年単位で維持できる一方、ほどくことが極めて困難なため、最終的には丸刈りや短髪へのリセットが前提となります。