多くのプレイヤーが28階で敗北の泥沼に叩き落とされる背景には、ゲームデザインが巧みに仕掛けた「プレイヤーズトラップ」が存在する。にゃんこ大戦争の基本セオリーは「低コストの壁キャラを絶え間なく生産し、後衛のアタッカーを守る」というものだ。しかし、この基本原則こそが本ステージにおける最大の落とし穴として牙をむく。
ボスのメタルコアラッキョは射程200のメタル属性キャラであり、攻撃時に100%の確率でLv3波動(射程732.5)を放つ凶悪な性能を誇る。体力が32,000と高く、通常の打撃では1ダメージずつしか削れない。ここで普段通りに安価な壁キャラ(ゴムネコや大狂乱のゴムネコ)を前線へ送り続けると、足の速い壁がメタルコアラッキョの射程に次々と飛び込み、絶え間なく波動攻撃を発動させる「波動発生装置」と化してしまうのだ。
射程732.5という広範囲の波動は、後方に控えるクリティカルアタッカーや中射程火力を瞬時に蒸発させる。すなわち、プレイヤーは「自軍を守るために出撃させた壁」によって、間接的に自らの主力部隊を全滅へと追い込んでいるのである。この構造的な罠に気づかず、ただキャラクターのレベル上げやクリティカル発生の運任せに頼っている限り、勝率はいつまでも上がらない。