滞在者のホテル浦島本館 宿泊記の口コミで共通して絶賛されているのが、国指定天然記念物級のスケールを誇る大洞窟温泉「ホテル浦島 忘帰洞」へのアプローチの良さです。間口25メートル、奥行き50メートル、高さ15メートルの巨大な天然洞窟内に打ち寄せる荒波の轟音と、白濁した濃厚な含硫黄-ナトリウム-塩化物泉。
「紀州藩の徳川頼倫公が『帰るのを忘れるほどである』と褒め称えた」という歴史的由来を持つこの名湯へ、本館宿泊者はエレベーターを降りて数分歩くだけで到達できます。敷地があまりにも広大で「館内迷路」と称される同ホテルにおいて、移動の疲労を大幅に削減できるメリットは計り知れません。
深夜や早朝、宿泊者特権となる静寂の忘帰洞へ浴衣と下駄のままふらりと足を運べる体験は、遠く離れた館の宿泊者には真似のできないアドバンテージです。客室内の古さを「ただ寝るだけの部屋」と割り切り、滞在時間の大部分を源泉かけ流しの湯巡りに捧げる湯治派の旅行者にとって、本館は極めて合理的な選択肢として機能しています。