海に関する話題は産業用インフラにとどまらない。毎年夏場に相次ぐSUP(スタンドアップパドルボード)やシュノーケリング中の漂流事故に対し、レジャー業界も画期的なソリューションを投入し始めた。それが、衛星通信と超小型位置情報発信機(ビーコン)を常時搭載したスマート安全フロートだ。
離岸流に巻き込まれて沖合に流された場合でも、フロート自体が傾斜センサーと自動膨張装置を発動させ、即座に海上保安庁や近くの監視所へ遭難位置をリアルタイム送信する。ユーザーが意識を失っていても機能する自動SOS機能は、レジャー客の命を守る最後の砦として急速に普及した。すでに多くのビーチリゾートで着用またはレンタルが義務化されつつあり、海の安全保障に確固たる変革をもたらしている。