カール販売終了はなぜ?東日本撤退の真相と西日本限定の今を追う

カール販売終了はなぜ?東日本撤退の真相と西日本限定の今を追う

カール販売終了はなぜ?東日本撤退の真相と西日本限定の今を追うについての真相をご紹介します。

カールのアイデンティティを語る上で、昭和カルチャーと切り離すことはできない。麦わら帽子に青いシャツ、首に巻いた手ぬぐい、そして泥のついた長靴。どこか間の抜けた愛嬌を振りまく「カールおじさん」と相棒のケロ太は、日本の原風景そのものだった。

お茶の間に流れていたあの名曲「カールのうた」(CMプロジェクト)をご記憶だろうか。「いいもんだな故郷は」と朗々と歌い上げていたのは、昭和歌謡界の巨星・三橋美智也である。民謡で鍛え上げられた圧倒的なコブシと哀愁を帯びたハイトーンボイスが、どこか土の匂いがするアニメーションと奇跡的な融合を果たし、日本人の集合的無意識に刻み込まれた。

東日本での店頭販売が終了して以降、この昭和レトロな世界観が思わぬ形で再評価されている。YouTube(公式CM配信プラットフォーム)をはじめとする動画メディアでは、過去のCMアーカイブが度々話題にのぼり、当時を知らないZ世代からも「エモい」「心が落ち着く」と絶賛される現象が起きている。カール(スナック菓子)は、もはや単なる空腹を満たす嗜好品ではなく、昭和という温もりある時代へのタイムカプセルとして機能しているのだ。

橋本 菜々子
Author

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。