なぜ、あれほど頭の回転が速いと評されたトップタレントが、誰一人納得しないような粗雑な嘘をついてしまったのでしょうか。その「ミニにタコ」の真相は、後年の本人による告白本やインタビューで赤裸々に明かされています。
田代氏によれば、あのフレーズは周到に準備された作戦ではなく、「単なる性的衝動による盗撮犯」として世間に糾弾される恐怖から逃れるための、絶望的な逃げ口上でした。所属事務所の関係者や弁護士との事前の打ち合わせで「何か理由をつけられないか」と混乱する中、自身のトレードマークであった「ギャグクリエイター」としてのプライドと保身が最悪の形で混ざり合い、咄嗟にひねり出してしまったと述懐しています。
後年のインタビューで田代氏は、「あの時は頭が真っ白で、とにかく自分が変態行為をしたと認めたくなかった。笑いに変えて切り抜けられるんじゃないかという甘い幻想があった」と猛省の弁を語っています。嘘に嘘を重ねた結果、世間からの信頼をさらに決定的に失墜させる結果となりました。