名作漫画『闇金ウシジマくん』に描かれたような、歓楽街での法外な取り立てや監禁まがいの請求は、決してフィクションの過去話ではない。近年、警察庁が公表する繁華街の治安情勢報告でも、悪質な客引き(キャッチ)によるぼったくり被害の相談は後を絶たない。
現代の手口はさらに狡猾だ。「1時間2,000円ポッキリ」と路上で声をかけ、薄暗い雑居ビルの地下へ案内。会計時には「週末料金」「指名料」「アイス・割り物代」「席料」など、メニューの隅に極小フォントで書かれた項目を積み上げ、数十分の滞在で数十万円を要求する。支払いを渋ると屈強な男性スタッフが囲み、ATMまで同行させて現金を下ろさせる手口が今なお横行している。路上で声をかけてくるキャッチについていく行為は、自らトラブルに飛び込むに等しい。