本宮での参拝を終えたら、必ず足を運んでほしいのが本宮の北側に広がる「こころの小径(こみち)」です。ここは長年一般の立ち入りが制限されていた禁足地で、現在は午前9時から午後4時まで公開されています。携帯電話での通話や写真撮影は一切禁止されており、木漏れ日と鳥の鳴き声だけが響く異次元の静寂が広がっています。
この小径を進むと、熱田大神の荒魂を祀る「一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)」や、平景清が眼病平癒を祈ったとされる「清水社」が現れます。清水社の社殿奥にある湧水の中央に立つ苔むした石に、柄杓で水を3回かけて願い事をすると「美肌になる」「目が良くなる」との信仰があり、行列ができることも珍しくありません。
さらに、2026年秋の開館以来、高い評価を得ているのが「剣の宝庫 草薙館」です。熱田神宮が所蔵する国宝・重文を含む名刀が定期的に展示替えされながら公開されています。館内の体験コーナーでは、真剣と同じ重さ・バランスで作られた模擬刀や大太刀を実際に持ち上げることができ、刀剣の圧倒的な重量感と美しさを五感で体感できます。