家庭内の裏技として始まったこのムーブメントは、外食産業の現場にも波及している。都内を中心に展開する大衆酒場や立ち飲み居酒屋では、「厚揚げのたこ焼き風仕立て」といったメニューが定番のスピードメニューとして定着し始めた。
飲食店側にとってのメリットも計り知れない。原価率を低く抑えられ、オーダーが入ってから提供するまでのオペレーションが極めてシンプルで済む。ある居酒屋の店主は「最初は冗談半分で出した裏メニューだったが、今ではビールやハイボールの最初の1杯と一緒にほぼ確実に注文が入るキラーコンテンツになった」と明かす。家庭的な親しみやすさと、酒のアテとしての完成度の高さが、外食のプロたちをも納得させている。