堀越耕平先生が明かした初期デザイン案によると、彼女のキャラクター造形には当初、よりパンク要素の強いアッシュヘアや非対称なスタイリングが検討されていたという。しかし、親しみやすさと少女らしい繊細さを残すために、現在のボブスタイルと特徴的なアイラインのデザインへと落とし込まれた。
また、アニメを手掛けた株式会社ボンズの音響チームにとっても、彼女のサウンドデザインは特別な挑戦だった。作中で彼女が発する心音の効果音は、実際にヴィンテージのアンプ回路を通した低音と本物の心拍データを重ね合わせて制作されている。さらに、文化祭編で大きな話題を呼んだ名曲『Hero Too』のライブシーンでは、実際のバンド演奏のモーションキャプチャをベースにアニメーションが構築されており、画面越しでも伝わる圧倒的な臨場感の裏には、制作陣の並々ならぬ情熱が隠されていたのだ。