医学的に健康な「適正体重(約65.0kg/BMI 22)」と、服を綺麗に着こなし視覚的に細身に見える「美容体重(約59.1kg〜62.1kg/BMI 20〜21)」の間には、実に5kg以上の巨大な壁が存在する。健康数値を維持して病気リスクを極限まで抑えたい医師の視点と、周囲から「引き締まっている」「スマートだ」と思われるルックスを手に入れたい個人の願いは、必ずしも一致しない。
衝撃の真実は、適正体重の65kgであっても、筋肉量が少なければ「なんだか締まりがない体」に見えてしまうという点だ。逆に、美容体重の60kg付近を目指して無理な食事制限に走ると、免疫力の低下や骨密度の低下を引き起こす危険と背中合わせになる。病気リスクを抑えつつ理想の見た目を手に入れるためには、単純に体重計の針を減らすのではなく、体重の中身(筋組織と脂肪組織の比率)をいかにコントロールするかという視点が不可欠だ。