一般的に勿忘草といえば澄んだ空のような青色が思い浮かぶが、園芸品種の進化もあり、店頭には様々な色彩が並ぶようになった。実は、花の色ごとに込められたニュアンスがわずかに異なる。
王道の「青」は、「真実の愛」「誠の愛」「私を忘れないで」。古典的な伝承の重みをそのまま受け継ぐカラーだ。一方、「ピンク」の勿忘草は「真実の友情」という花言葉を持つ。重すぎない愛情表現として、卒業式や別れの季節に友人へ手渡す花束として絶大な人気を誇る。
「白」の勿忘草は「私を忘れないで」に加えて「秘めたる想い」を象徴する。派手さはないものの、言葉にしづらい深い感謝や、静かな敬意を伝える場面で静かに選ばれている。