ネット上の相談コミュニティやSNS上には、「喉に小骨が引っかかったような不快感がずっと取れない」「鏡で見ると白いものが居座っていて、気になって仕事に集中できない」といった悲痛な声が毎日のように投稿されています。
実際に綿棒での自力除去を試みたユーザーの体験談を検証すると、手痛い失敗談が浮き彫りになります。
「綿棒で軽く押したら取れるとネットで見て試したら、オエッと激しい嘔吐反射が起きて綿棒が奥に突き刺さり、血が止まらなくなって救急病院へ駆け込んだ」(20代会社員の手記より)
「ピンセットで白い部分をつまもうとした瞬間、扁桃の肉を挟んでしまい、激痛で数日間まともに食事が通らなかった」(30代女性のコミュニティ投稿より)
耳鼻咽喉科クリニックの診療現場でも、医師たちが頭を抱える典型例が「自力でいじり壊した扁桃」です。患部が赤く腫れ上がり、びらん(ただれ)を起こした状態で来院する患者が後を絶ちません。
一方で、専門医による処置は極めて迅速かつ的確です。耳鼻咽喉科では、患者の喉を明るいファイバースコープやライトで直視しながら、細い金属製の吸引管を陰窩の開口部に正確に当てて数秒のうちに膿栓を吸い上げます。さらに生理食塩水や消毒液を用いて陰窩の内部を優しくフラッシュ洗浄するため、周囲の粘膜を傷つける心配がほとんどありません。処置を受けた患者からは「一瞬で長年の異物感が消え去り、視界が開けたようにスッキリした」という安堵の声が多く聞かれます。