リリースから長い年月を経ても全く色褪せない中毒性の秘密は、アニソン界屈指のヒットメーカーたちによる緻密な計算にあります。
作編曲を手掛けたのは、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『らき☆すた』など数々の金字塔を打ち立ててきた神前暁(MONACA)。千石撫子を演じる花澤香菜のウィスパーボイスの魅力を最大限に活かすため、当時のキャラクターソングとしては異例だった「渋谷系ポップス×ライトなヒップホップラップ」の要素を融合させました。ベースラインが心地よく跳ねるトラックに、語りかけるようなフロウを重ねることで、一度聴いたら耳から離れないグルーヴを生み出しています。
さらに、作詞家・meg rockによる言葉遊びと韻を踏んだリリックが完璧に噛み合っています。冒頭の「せーの」というアドリブ的な導入から、「でも そんなんじゃ だめ」「もう そんなんじゃ ほら」とリフレインするフレーズは、撫子の控えめながらも募る恋心をリアルに表現。キュートな響きの中に、少女特有の危うさや執着を忍ばせた緻密な歌詞世界が、作品ファンのみならず音楽リスナーをも虜にしました。