雲を見下ろす断崖絶壁に位置し、日本でも有数の高所にある温泉地。長野県小諸市の最奥部にひっそりと佇むこの地は、まさに秘湯・山岳リゾートの最高峰として知られている。宿の壁越しに広がる大パノラマは、季節や天候によってその表情を刻一刻と変え、訪れる者を魅了してやまない。
歴史を紐解くと、創立者である後藤卯三郎氏の強い想いと苛烈な開拓史に突き当たる。過酷な自然環境に屈することなく温泉を掘り当て、湯守としての伝統を紡いできた情熱は、現在も「日本秘湯を守る会」の象徴的な精神として受け継がれている。高峰温泉が提供する木造の野天風呂は、単なる観光地を超えた本物の秘湯体験を約束してくれる。