かつてこのエリアの課題とされていたのが「日帰り観光客の多さ」だった。しかし、ここ数年で世界的ホテルチェーンや国内最上級ブランドのヴィラ、プライベートサウナ付きの隠れ家リゾートが相次いでオープンしたことで、状況は一変した。
特に2026年に入り、明石海峡の絶景や沈む夕日を独占できる全室スイート型の宿泊施設が稼働を開始。1泊数十万円クラスのプレミアム価格帯でありながら、国内外の富裕層による予約が数ヶ月先まで埋まる状況が続いている。
「日帰りではなく、最低でも3〜4泊滞在して、神戸でのショッピングや文化体験と淡路島でのリゾート体験を両方楽しむ外国人客が増えている」と大手旅行代理店の担当者は明かす。万博終了後の観光需要減退が一部で懸念されていたものの、独自のブランディングに成功したこの地域は、むしろその勢いを増している。