RADWIMPSがインディーズでの快進撃を経て、東芝EMI(現・ユニバーサルミュージック)からメジャーデビューを果たした記念碑的一作が、2005年11月23日発売のシングル『25コ目の染色体』です。バンドの本格的な全国展開の狼煙となったこの楽曲は、後に名盤と名高い3rdアルバム『RADWIMPS 3〜無人島に持っていき忘れた一枚〜』にも収録され、彼らのパブリックイメージを決定づけました。
当時、インディーズシーンで圧倒的な存在感を放っていたRADWIMPSは、パンクやミクスチャーを基調とした激しいアッパーチューンから、極限までパーソナルな感情を吐露するバラードまで幅広い表現力を持っていました。その中で、あえてメジャー名刺代わりの1曲として選ばれたのが、繊細なアコースティックのアルペジオと語りかけるようなボーカルで始まる本作でした。野田洋次郎の突出した作詞センスと、普遍的な愛を科学的・哲学的な切り口で描くオリジナリティは、瞬く間に全国のリスナーや音楽関係者に衝撃を与えました。