祇園や鴨川沿いの喧騒から一歩離れた路地裏。暖簾をくぐると、そこには外の喧騒が嘘のような静寂と、研ぎ澄まされたインテリアが広がる。今、京都で増えているのが、50代の女性たちが主宰する完全紹介制のサロンだ。
ここでは、お茶会や美術品の鑑賞会、あるいは旬の京野菜を使ったプライベートディナーが催されている。集まるのは、同世代の感性豊かな女性たち。従来の「お稽古事」の枠を超え、知的知見を共有し、新たなビジネスやクリエイティブなプロジェクトが生まれる場となっている点が興味深い。SNSでの派手な露出を避け、口コミと信頼関係だけで繋がるこのコミュニティは、まさに令和の「ネオ・サロン」と呼ぶにふさわしい空間だ。